Microsoft Office の 1つ Outlook で、
- うまく起動しない
- メールの送受信をすると「配信不能」が返ってくる
などの不具合が生じた場合、
- 現在立ち上がっているOutlookのプロセスをきっちり切って、PCを再起動後に再度Outlookを起動
- pst(またはost)ファイルを修復する
- Outlookそのものを修復する
のいずれかぐらいしかなすすべがない感じです。
※時間をおいてみるというのもあります。また、メール内容をメモ帳などにコピペしてとっておき、メールを新規作成で作りなおすという方法、または送信先のメールアドレスを手で打ちなおすなどの方法で「配信不能」が直る可能性もあります。(一旦「配信不能」になってしまうとそれを学習してしまうので何度やってもダメな状態は回復されないのが普通です。)
1.Outlookのプロセスをきっちり切る
これが意味があるのかイマイチわかりませんが(再起動をかければプロセスはきっちり切れるので)、なんとなく一応。
- スタートバー(タスクバー)の何も書かれていないところを右クリック
- 「タスクマネージャ」を起動
- 「プロセス」または 詳細表示(Win10)→「アプリ(Win10)」「バックグラウンドプロセス(Win10)」の中にOutlook.exe がないか探す
- あった場合、右クリックして「タスクの終了」
そのあと、再起動をかける
2.pst(またはost)ファイルの修復
Outlookを利用すると、アカウントごとにpstファイルが作られ、そこにメールや連絡先、予定表その他のアカウントごとの情報がデータベース的に保存されます。
このpstファイルが壊れるとOutlookの動作がおかしくなります。それを回復させるための scanpst.exe というアプリケーションがOutlook(Office)には付属していますが、バージョン2007あたりからメニューから消え、必要なときに起動するようになっています。しかし、必要であると判断しないかぎり起動しません。
手動で起動させるには、
- エクスプローラを起動
- C: を表示(OfficeまたはOutlookをインストールしたドライブ)
- scanpst.exe を検索
(通常は c:\Program files または c:\program files (x86) のいずれかなので、そこを検索した方が結果が早い) - 見つかったscanpst.exeを起動させる
- 修復が必要と出たら、修復させる
cf. support.office.com→Outlook-データ-ファイル-pst-および-ost-を修復する
3.Outlookそのものの修復
- コントロールパネルから「プログラムと機能」を選択(インストールされたプログラム一覧)
- Microsoft Office の当該のバージョンのものを選択(選ぶだけ)
- ウィンドウ内のメニューにある「変更」を選択
- Officeの修復を選んで実行
これを行うと、再インストールと同じ動作をすることがあるので、シリアルNOの入力が必要になることがあります。
4.ディスクの修復
これは各自で行ってください。pstファイルへのアクセス時にエラーが発生するとメール送信ができないようです。
案外、これで直ったりする可能性があります。(結構高い確率に思えます。)