「こどもの心を育てるひとこと探し」お話を伺ってきました。
こどもの心を育てる「ひとこと探し」、お話を伺ってきました。
とてもやわらかい口調とやさしい眼差しでお話される菅野純先生。
「親の役割は、子どもが心にしっかりとした大きな基礎(土台)づくりするのを、応援すること」、そのためには具体的にどんなことを心がけていったらいいか、どんな言葉をかけていくか…というお話でした。
先生の40年以上の相談所などにおける実体験からまとめると、柱となる話は、次の4つということでした。
1.<人の良さ>を体験すること、
2.子どもの元気や意欲、
3.活動の源となる心のエネルギーを補給すること、
4.社会の中で生き抜くための社会的能力をしっかり育てていくこと。
制服を着たがらない子供に先生がなんというかという例で、
・「制服を着ない子は、うちのクラスの子じゃない」というのと、
・「うちのクラスの子だから、制服を着よう」というのと、
この違いがとてもわかりやすかったです。
同じ事柄を伝えるのにも、言い方ひとつで確かに受け取り方が違うなと感じました。ついつい伝える側に立つと、忘れてしまいがちなことです。
「○○ちゃん、大好き!」「よく、工夫したね」「人の気持ちがわかるようになったね」…など、具体的にかけるひとことも教えていただきました。
そしてだんだんと「自分は出来ているんだろうか」「今後大丈夫だろうか」…と心配になってくるのですが、「大丈夫」と対処法も教えていただきました。
私自身の色々なことを見つめ直す、いいきっかけをいただいた気がします。
また先生のお話をお聞きする機会があれば、是非また伺いたい…そう思えるお話でした。
熱海市サイト内にも様子が掲載されています。こちらも是非。
http://www.city.atami.lg.jp/kosodate/shogaigakushu/1005227.html