海で能楽を堪能する満月の夜、薪能
熱海の海では、満月の夜に「月の道」が楽しめます。
月の光が海に反射して道のようになる現象のことです。
10月14日・15日、サンビーチで
あたみ海辺のフェスティバルが行われました。
月の道をバックに、ビーチにはかがり火に照らされた特設ステージが。
神事の後、夕暮れ時から熱海芸妓によるステージや能楽のステージ。
「海」や「月」をテーマに「熱海の森羅万象」を表現。
この薪能は主催でもあるMOA美術館で夏に行われてきました。
今年は美術館がリニューアル中のため、海辺での開催でした。
美術館のムア広場での薪能も素敵でしたが
海岸での薪能は熱海らしくてとても素晴らしかったです。
幼いため長時間は無理でしたが、うちの子もじーっと見入っていました。
寒い日だったことと、子供の集中力が切れてしまったため
18時頃には退散してしまいましたが、とても良い時間でした。
撮影禁止だったため、その日の夕暮れ時を。
この夕暮れも、その後の月も、素晴らしい演出になっていました。
鑑賞無料。
大人もなかなか観る機会のない薪能。
こどもたちには理解することまでは難しいかもしれませんが、
こういう機会が身近にあり、
こどもの感性を育ててあげられることによろこびを感じます。
来年も薪能、楽しめると良いなと思います。